マレーシアは新卒就職が可能【おすすめしない】

マレーシア就職

新卒でマレーシア就職を考えていいてこんな悩みはありませんか?

  • 新卒で働ける仕事はマレーシアにあるの?
  • 英語を使う仕事をするため、海外就職を考えている
  • 希望の会社に落ちたて就活失敗した。新卒で海外就職を考えている
  • 日本で就職すると残業や、上司や同僚との飲み会がつらい。海外はどうなの?

悩みの回答

  • マレーシアは新卒就職が可能【おすすめしない】
  • 新卒で英語を使う仕事は多くない
  • 日本ほど研修が手厚い場所はない
  • 残業なし、社内の飲み会なし

実際にマレーシアで1年半働いた経験とリサーチした結果をもとに書いています。

マレーシアは新卒就職が可能【おすすめしない】

マレーシアで新卒就職は可能です。しかも難しくありません。
ただし、バックオフィス要員や代替えがしやすい仕事がほとんどです。

そのため将来のキャリアを考えるとおすすめしません。
入念な戦略と準備をすれば、キャリアが積める仕事(バックオフィス的な職種以外)に就き長期的なキャリアを築くことは可能ですが、ごく一部の人だけだと思ったほうがいいでしょう。

スキルがなくても就職しやすい職種は別記事で説明しています。

ここでいう「バックオフィスや代替え」可能な仕事とは、バックオフィス、コールセンター、飲食などです。
これらの仕事内容を想像していただければおすすめしない理由がわかると思います。

理由はスキルが身につかず、その後の職業人生においてステップアップすることが難しくなるからです。

  • 単純作業系でスキルが身につかない
  • ステップアップできる転職がしにくい
  • 帰国しても新卒枠はなし
  • その他の一般の転職者として再スタートに

海外就職では新卒枠がない(海外に新卒枠はない)

海外の企業は新卒採用の習慣がなく、ポジションに空きがでたら都度採用する方式です。日本では新卒枠が用意されおり、採用枠を競う相手は学生です。

しかし、海外では一般の求職者と競うことになるため、一般企業で働いた経験がない新卒者は圧倒的に不利です。そのためインターンをしたり、学位をとったりするのですが、社会人として経験がない新卒者が不利になることはどうしようもないことです。

そのため、最初に書いたとおり単純作業系の仕事が多くなってしまいます。

平均レベルは日本で働くほうがいい

キツイ言い方になってしまいますが、普通レベルの人だとバックオフィス系の仕事になってしまい将来のキャリアを築けず、さらに新卒の特権である手厚い教育を受けるチャンスを失うことになります。
新卒のチャンスは一度限りですが、海外就職は実力さえあればいつでも挑戦できます。(日本のように年齢制限も少ない)

新卒で英語を使う仕事は多くない

そもそも業務経験がないのため実際の現場でできることは多くありません。なので英語を使う仕事に就くのは難しいでしょう。もし就けたとしても、バリバリ話すよりは必要の応じて使う程度で、メインは日本語になることほとんどです。

英語より業務を回せるスキルのほうが重要

英語より業務スキルのほうが重視されます。マレーシアは一言語でしかなく、海外では特殊能力としてみなされないからです。
日本で英語が得意だと思っていても海外に出れば並レベルか、思ったより通じないことを実感するでしょう。

日本ほど教育制度が手厚い場所はない

結局のところ、日本国内で就職するのが確実に経験とスキルが積めます。

日本で経験を積んでも日本市場に特化したスキルばかり身について、海外で通用しないと思うかもしれません。
たしかに、日本のビジネス習慣は独特で海外企業が日本市場に参入時に苦戦する要因の一つです。しかし、だからこそ日本で身につけた経験が海外就職時に生きてくるのです。

母国語の日本語でしっかりした職業経験を積み、マレーシア就職しても決して遅くないはずです。

日本企業は新人教育機関、外資はプロスポーツ

海外企業では日本のように数ヶ月かけてやる丁寧な研修はありません。海外企業は基本的に即戦力採用のため、簡単な研修後「分からないことはいつでもきいてね」と独り立ちします。

その後は試行錯誤しながら、業務を覚えていくのが外資での仕事の覚え方です。

そのため日本企業で丁寧に育てられながらスキルを身につけて、十分な実績をひっさげて高報酬の外資系に就職するのが一つの王道ルートになっています。
これは理にかなっていて、サッカーを例にすると日本でプロデビューし、ベルギーやオランダなどの少しレベルが落ちるが成長するのに適しているリーグへ移籍し、結果を残してスペイン、イングランドなどの1流リーグに移籍するような方法です。

新卒が海外就職目指すなら、このぐらいの準備と覚悟がいる。でなければ普通に日本で就職し就業教育を受けたほうがたほうがよほど簡単です。

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残業や社内の飲み会はない

勤務時間内で終わるように業務計画が組まれているので、残業は基本的にないです。たとえ残業しても上司が必要と判断したもの以外は、賃金に計算されません。
そのぐらい毎日定時内で終わるように計算されています。

仕事ごと後の飲み会や付き合いも基本的にはありません。1年半の勤務で一度だけ日本からクライアント企業の社員が来て、食事会がありましたが自由参加だったので参加しませんでした。それでも仕事上でなんの不都合もなく、人間関係にも影響しません。

また、新年や季節ごとのお祝いで会社から食事が振る舞われることがありました。これも就業時間内か休憩時間に行われ、業務後の時間が使われることはありません。

個人のプライベートと仕事の時間の違いがはっきり認識されていて、自分の時間を大切するには居心地がよかったです。
仕事以外で勉強や副業をするには最高の環境です!