面接時に必ずきかれる「マレーシア就職する理由」の正解はない

マレーシア就職

よくある疑問の「マレーシア就職の仕方」やマレーシアで得られる「メリット、デメリット」については他の記事あります。
そちら参考にして下さい。

この記事では本質的な「なぜマレーシア就職するのか?」を掘り下げた内容について解説しています。
「マレーシア就職するのに関係ないでしょ?」と思われる人もいるでしょう。

しかし、マレーシアで働く理由を深く掘り下げることで、あなたがなぜマレーシアを選んだのか客観的に説明できるようになります。

マレーシアの採用面接で必ずきかれる質問の「なぜマレーシアを選んだのか」、この質問の絶対的な正解はないのですが論理的で説得力のある回答を見つけるのに役立つはずです。

こんな疑問はありませんか?

  • マレーシアにこだわってはないけど、海外旅行が大好きで旅行気分で生活できたらなあ、、、それで内定がとれたのがマレーシア。こんな理由でもいいの?
  • ふつうは面接で絶対言わないマレーシアで働く理由。「給料と定時退勤」が決め手だけど大丈夫?

疑問に対する回答

  • 必ずきかれるマレーシア就職する理由の正解はない
  • 働きながらやりがいを見つける
  • 物理的な利益は第一条件
  • お金は大きなやりがいの一つ
  •  
  • 中長期目線で決断する

マレーシアで1年半、現地採用で働いた経験をもとに書いています。

面接で必ずきかれる「マレーシア就職する理由」の正解はない

結論は絶対的な正解はありません。すぐにやめないかを判断するためにたずねています。

安易な理由だとマレーシアの環境になじめずにすぐ退職したり、仕事に対するモチベーション不足で、会社にとっていい影響がないと判断されます。
 
具体的に「これをいっておけば大丈夫だ」といえる具体的な答えはありませんが、面接官を納得させられる理由が大切です。
なぜマレーシア就職を決断してこの会社を選んだのか、箇条書きで100個の理由を書き出せば客観的に説明できる理由が見つかるはずです。

働きながらやりがいを見つける

働く理由がお金以外になくても全然問題ないです。
僕は30代後半まではっきりと言える働く理由がなく、なんとなく働いてきました。周りを見回しても確固たる理由を持って働いている人は少ないです。
 
「学校を卒業し働かないと生活できないから」「結婚して子供の教育費を稼がないといけないから」そんな理由をよくききますが、大きな不満もなく楽しそうにしています。

しかし、お金抜きにしたやりがいがあると毎日仕事のことを考えるのが楽しくて、ベットに入る前に明日が待ち遠しくなります。

例えるなら、パートナーを見つけるのに面食いで性格の相性のチェックが厳しい人と、相手に合わせて色んなタイプの人を好きなれる人では対象範囲の幅が全然違います。

少しでも多くの相手と楽しめれば、それだけチャンスが広がり楽しそうだと思いませんか?

やりがいを見つけた方が何倍も人生が面白くなるのは分かっていただけると思います。

物理的な利益は第一条件

衣食住が満たされて物質的な不安がなくなることで自己実現や承認欲求の段階が始まります。
十分な給料や休み、健康的な職場環境はスタートラインです。これらの条件が揃ってさらなる高みを目指すことができるのです。
 
マズローの欲求の5段階

やりがいにはお金が大切

お金を稼ぎまくると息巻いて一日10時間労働を続ければストレスで倒れる。またお金よりやりがいが大事だからと、ギリギリの生活費しかもらえない仕事を長期間続けるのは難しい。つまりどちらかに片方に偏りすぎると無理が生じて継続できない。
 
こんな経験談をきいたことはありませんか?

営業の仕事は好きじゃないけどお客様に感謝されることがモチベーションになると信じて、安い給料と長時間労働を我慢して働いている。

でも、生活がカツカツでほしいものも満足に買えないし休みのには疲れて寝るだけで、同じ毎日を過ごしているようで充実感が薄い。

そして、やりがいは本当に大事なのか疑問をもち始める。

やりたくないことを続けた結果、自分に嘘がつけなくなりやめたくなるのが結末でしょう。

それでも高給であれば「いい給料をもらっているし、もう少し貯めたら転職しよう」と目標達成に利用することも出来たかもしれません。

生活費+ある程度の余裕のお金は必要です。また、仕事内容もストレスがたまり続けるほど辛かったり、嫌いなことを長期的に継続することは出来ません。

人生の中で仕事で使う時間を計算すると、
[毎日8時間×40年=9.64年]

年数に換算してみると膨大な時間だと思いませんか? とはいっても、就職活動するまで仕事に関して真剣に向き合うことはなかなかないことでしょう。
最初から「社会のために」「人のために」とやりがいを持つのは難しいので気楽に直感で働きながら、軌道修正をしていけばいいと思います。

僕は専門学校を卒業し、その後の人生について何も考えずにアルバイト生活を2年していました。その後は自動車工場のライン作業をしたりバックパッカーをしたりで、ちゃんと人生について考えたのは30歳になってからでした。

気づいたときにやり直す勇気があれば、なんとかなるものです。

気楽に考えながら、まずは仕事して経験する中で何がやりたいのか見つかるはずです。いろいろ経験しながらピンとくるもの見つけましょう。
 
 主張:僕は直感に従って手当たりしだい経験を重ねるうちに海外旅行に行ってみたら、言葉や習慣が違う正解で「なんか楽しい、ずっと旅行したい」と初めて心からやりたいものに出会えました。
 理由:どれだけ頭で考えても想像で見える世界には限界があり、行動の結果を事前の予想が一致することはないからです。

反論:「そんなこといっても、何が楽しいのか分からないでいろいろ試すのは不効率では」と思うかもしれません。確かに不効率ですが、やってみないと自分がどう反応するかわからないので、行動して気持ちを確かめるしかありません。

念押し:行動することでしか気づけないことは少なくありません。行動の数が積み重なってそれがあなたの人生になると言っても過言でないです。行動して「なにか」を見つけて下さい。

中長期目線で決断する

なるべく損を回避して短期的な利益をほしがることがプロスペクト理論で証明されています。

質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢があったらどっちを選ぶ?

  • 選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
  • 選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。


質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。そのとき、どっちを選ぶ?

  • 選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
  • 選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。

どちらを選んでも「同じ100万円」が手に入るのに選択肢Aを選ぶ傾向が高い。脳の性質上、損失は2倍の苦痛を感じる理論として行動経済学で証明されています。

就職時の条件として以下の場合はどっちを選びますか?

  • 条件1:内定時の給与20万、将来はスキルがついて40万になる可能性がある。
  • 条件2内定時の給料22万、労働集約的な仕事で5年やっても30万にも届かない

絶対的な正解はどこにもないです。前者で働いてスキルを身につけても確実に40万の給料が得られるとは言えません。たった2万円の差でもそれが今すぐ必要であれば後者を選ぶほうが幸せかもしれません。

ひとつだけ言えるのは、能力の積み上げできることを選択すると将来できることが増えて可能性が広がり、自然とやりたいことに近づけることは間違いないです。

「スキルと待遇の選択」で迷ったら、一度このことをよく考えて決めてみて下さい。