【ビザ延長】コロナでロックダウン中のベトナム観光ビザの延長方法

2020年7月27日海外旅行

ベトナムビザ延長

代理店に依頼すれば簡単に延長ができます。しかし、この延長料金が高く一度出国してビザを取り直して再度入国した方が往復交通費を含めても安いです。

ハノイやホーチンミンの現地の入国管理局で自力で申請する方法もありますが、コロナの影響で3月中旬から6月8日現在まで事実上不可能な状況です。

コロナの状況下で延長申請した方法ですが、通常時にもココに書いた方法で延長できます。

※通貨単位は米ドル

5月20日現在の最新状況

VIETJOの情報によると、6月30日までは延長できるようです。

対象者

  • 3月以降に入国した外国人顧客
  • 電子ビザ、ビザ免除、観光ビザ

※それ以前の入国者はCOVID-19が理由で出国ができないことを証明し、当該外交機関で証明を認証(ベトナム語に翻訳して)を提出すれば滞在延長可。

3月以前の入国の場合だと書類を用意する必要があるのがちょっと大変そう。僕は3月以前の入国だったから代理店通して延長できて結果オーライでした。

ベトナムの観光ビザの延長

コロナウイスルの感染拡大によりベトナムは4/1から4/22までロックダウンになりました。僕はロックダウンする前にベトナムにとどまることに決めて、ビザを延長することにしました。

結論から言うとエージェントに依頼してお金を払えば、簡単に延長できます。タイや台湾などではコロナに非常事態に配慮し自動的に現在のビザが延長されました。

ベトナムも同様の措置にならないか期待していたけど、残念ながらベトナムでは無料でビザ延長はありませんでした。

ベトナムビザ延長申請に必要なもの

延長後の開始日は申請が受理された日です。すこしでも長く滞在したい人はビザが切れる4日ほど前から申請すると、以前のビザと新しいビザの期間の重複が少なくなります。

エージェントによっては「最低でもビザ失効日の1週間前に申請したほうがいい」と言われましたが、少しでも重複期間をなくしたいならその旨をエージェントに伝えてベストな申請日を調整してください。

エージェントに依頼した場合

必要なもの

  • 申請料金
  • パスポート

パスポートのコピーやビザページのコピーなど求められることはありませんでした。

ビザの種類によって料金が変わる

観光の場合であれば15日間のビザなしか、1カ月から3カ月のビザで入国している人がほとんどだと思います。ビザの種類や滞在日数によって料金が大きく変わるため代理店に問い合わせるときはビザの写真を送って問い合わせると間違いが少なくなります。

僕のリサーチ結果では滞在期間の長いビザほど延長料金が上がり1カ月70ドル〜、2カ月100米ドル〜、3カ月200ドル〜でした。

僕の場合は2カ月の延長で申請し155ドルと提示され支払後に、エージェントのビザの種類の確認ミスでやっぱり250ドルかかると言われました。

さらに、ビザ延長完了後「3カ月分延長されたから3カ月分払ってくれ」と言われ、いつも後出しジャンケンしてくるので突っぱねようとしましたが結局250ドル+40万ドンで落ち着きました。

GO VIET Travelの価格表で見る限り、ロックダウンした当初より安くなっています。

1カ月ビザ 1カ月延長70ドル〜
3カ月ビザ 1カ月延長120ドル〜

自力申請の場合(日本人が延長できたという話をきいたことはない)

  • パスポート
  • 大使館のレター
  • 出国航空券
  • 10ドル(手数料)
  • 延長期間は30日

到着ビザを申請したエージェントに相談したら丁寧に「直接、入国管理客で申請できるよ」と返信が来ました。

こういう情報は代理店からすると直接申請されると申請手数料が取れなくなり、ビジネスとして考えるとメリットがないのですが、正直に教えてくれることに「信頼できるな」と思わせてくれました。

実際に下記の文書のとおりビザ延長を試みた人は、日本大使館はスポンサーにはなってくれず自力申請はできませんでした。

僕がハノイの入国管理局に情報を確かめに行ったときにいたフランス人は、大使館からレターを発行してもらい、自力で申請し30日間の延長ができていました。

大使館がレターを発行するかどうかは、パスポート発行国の大使館の対応次第なので入国管理局ができると言っても日本人がその通りにできるかどうかは分りません。

オーバーステイに関して 4/1から4/22までのロックダウン中にビザが切れた場合

オーバーステイに関しては免除するとベトナム政府から通知があります

ビザエージェントからのメール内容の抜粋

Vietnam Immigration Department’s guidelines on the extension of temporary residence for foreigners in Vietnam who are unable to exit Vietnam to return home due to the outbreak ofCOVID-19
Foreigners who entered Vietnam on visa waiver or tourist visas (including electronic visas) and who have expired their permission to stay but do not have any sponsoring entity and cannot exit Vietnam due to objective reasons (quarantine or airlines stopping flights, destination or transit countries closing borders…), may have the Embassy or Consulate General sponsor their extension of temporary residence for maximum 30 days while awaiting departure, and submit their application at the Vietnam Immigration Department.  Specifically:
The application for extending temporary residence must include:
• Passport/ Other travel documents equivalent to a passport;
• Application form (form NA5 according to the Ministry of Public Security’s Circular number 04/2015/TT-BCA dated January 05, 2015, stamped with the Embassies or Consulate General’s Seal);
• Documents proving temporary residence declaration and health declaration;
The Immigration Department will make determination within 05 working days from the day of receiving a valid and complete application as per the instructions above (in addition, a Diplomatic Note is required in case there is any additional request for special support). Fees are paid in accordance with the regulations of the Ministry of Finance. 
The Embassy or Consulate General has the responsibility for overseeing its nationals who are under the Embassy’s sponsorship during their time in Vietnam and, upon request,  coordinating with competent Vietnamese authorities to resolve matters regarding the citizen.
Implementation timeframe from March 30, 2020 to April 30, 2020.Regarding individuals who entered Vietnam for business, work, labour, visiting relatives or other purposes, we respectfully request that the Embassy or Consulate General direct the citizen to their sponsors (agencies, organizations or individuals) according to the Law on Entry, Exit, Transit and Residence of Foreigners in Vietnam.
Individuals who overstayed their temporary residence validity period for less than 10 days because of objective reasons and force majeure situations (with documentation evidence) can be considered for administrative penalty waivers./.

Facebookでビザ延長情報を収集する

Facebookのビザに関するグループ「Vietnam Visa Advice」ではアメリカやロシア大使館はビザのスポンサー対応が可能で、オランダやイギリス大使館は対応してないという投稿があり、国によって対応が異なるのでしょう。

日本語で検索しても実用的な情報はほとんど見つかりませんでした。ビザ問題に限らず日本語でほしい情報が見つからない場合は、英語で検索すると有効な情報が見つかることがあります。

2020年7月1日からビザルールの変更

今回のビザ延長とは直接関係ありませんが、今後ベトナムに来る場合は影響を受ける人がいるかと思います。

30日以内の滞在であればほとんど影響はないですが、ノマドやバックパッカーで長期滞在したい人は面倒な手続きが増え、余計なコストがかかって嬉しくない変更です。

30日以上滞在する場合は下記が必要に

  • 30日ごとに、パスポートにレジデンスパーミットと一緒にスタンプを押印。費用は10ドル
  • 90日滞在後は一度出国が必要

2020年7月1日からのビザの変更内容-vietnam immigrationhttps://www.vietnamimmigration.org/vietnam-visa-policies-for-foreigners-undergo-major-changes/

東南アジア各国のビザ延長対応

タイ

7月31日まで自動的に延長、無料。 

タイ入国管理局 https://immigration.go.th/content/extend_alien?click=1

インドネシア 

自動延長、無料

インドネシア入国管理局 https://www.imigrasi.go.id/berita/detail/informasi-terkini-kebijakan-imigrasi-terkait-covid-19#_Toc36915638
※2020年6月18日現在、インドネシアのイミグレーション公式サイトにアクセスできなくなっていますが、一時的な問題の可能性があるため時間をおいてアクセスしてみてください。

台湾 

30日の滞在自動延長を2回実施。無料。

台湾入国管理局 https://immigration.go.th/content/extend_alien?click=1

コロナの影響下、東南アジア各国の国際航空便が運航停止や減便になり帰国できなくなった外国人に対して、太っ腹な措置をしています。ほとんどが「無料かつ、申請なしで自動的に延長」されてます。

一方、ベトナムは5月になってもビザ無料で延長といった発表はありません。ただし、オーバーステイに対しては寛大な措置で10日以内であれば免除すると発表がありました。

無料とはいわないから、せめて適正な料金で延長できるようにしてほしかった、、

ベトナムビザ延長はお金で解決できる

これをいったら元も子もないですが、お金さえ払えばどうにでもなります。

ベトナムのビザ延長費用は安くなかったですが、コロナの影響で強制的に家で過ごす時間を有効に使うように頭を切り替えました。

副業を始めたり新しいことを勉強して自分自身をアップデートして、コロナ後にスタートダッシュが切れるように準備し「ビザ延長に支払った以上のお金を取り返してやる」といいモチベーションにしていい意味で利用しました。

自分のコントロールできる範囲でできることをするのみです。