40代でもマレーシア就職できる理由

2021年7月5日マレーシア就職

40代を目の前にすると定年まで働くともらえる給料、年金、未来を考えたことはありませんか?

「このままで今の会社で働くほうがいいのか、、」と思うこともあるでしょうか。

そこで、転職しようとしても求人条件に「長期キャリア形成のため39歳まで」とあると諦めてしまいますよね。社外で通用するスキルや経験もないしどうればいいのかと、八方塞がり状態です。

また、30歳すぎれば未経験でできる求人は限られるし、仮に転職できたとしても上司や同僚と上手く関係を築けなかったら、、、と失敗して時間とチャンスを無駄にしたくないと思うのは当然だと思います。

ベテランといわれる40代ではスキルがないと転職は無理だと諦めることはありません。

40代から未経験でもできるのがマレーシア就職です。その理由を実際に39歳でマレーシア就職し(コールセンター歴9年)1年半働いた僕が解説します。

日本では2007年に年齢による選別がされないように法改正がされましたが、現実は応募の段階で年齢による制限をしている求人は少なくありません。

「雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。」

募集・採用における年齢制限禁止について

40代でもマレーシア就職できる理由

  • スキル重視
  • 年齢で足切りがなし
  • 正社員歴はなくてOK
  • 需要>供給

マレーシアではスキルの有無で判断されるため採用基準がシンプルです。スキルさえあれば40代でも採用されます。

40代で派遣社員しか経験がなく、特別なスキルがない場合は転職市場では評価されず書類選考でほぼ落とされますが、そういった人でもサービス要求度の高い日本社会で働いた経験はスキルになります。

日本の商習慣は日本語の壁と商習慣が独特でただ日本語できるだけではビジネスを円滑に運営するには厳しのが理由の一つです。

加えて、マレーシアのコールセンター業界では慢性的に日本人が不足しているため、採用されやすいです。

しかし、2000年以降は世界経済からみた日本のポジションが年々小さくなり、将来さらに縮小されることがあると海外企業にとって日本市場相手にビジネスをする経済的理由がなくなりチャンスは少なくなるかもしれません。

今が最後のチャンスかも知れません。

世界経済に占める日本経済のウエイトは(図表10)、1989 年には 15.3%であったが、2018 年には5.9%に低下している。米国のウエイトは1989 年の28.3%から2018年23.3%と、小幅の低下にとどまっている。

私たちを取り巻く環境は平成の30年でどう変わったか

40代でもできる職種内容

大きく分けてコールセンターと営業職があり、スキルなくても採用される可能性が高いのは断然コールセンターです。

給料の円換算額は2021年7月の為替レート(1 MYR = 26.7414 JPY)で計算。あくまで一般的な傾向なので、経歴、ポジション、スキルでさらに高額の給料をもらっている人もいます。

コールセンター(未経験でOK)

給与水準:16万〜24万(6000〜9000RM)

主にBPO(他企業のカスタマーサポート部門をまるごと請け負って、税優遇措置のあるマレーシアでオペレーションしている企業)がほとんど。

コールセンターといっても業種は幅広く、ECサイトやオンライン旅行会社のように個人客(BtoC)相手の企業とIT機器やSNSの監視をする企業間(BtoB)の場合ではだいぶ仕事のストレスの度合いが違います。

おすすめは断然企業間のコールセンター。個人客でよくある最初から怒鳴られるようなクレームは少ないし、企業同士の仕事なのでモンスター化する人がほとんどいないため、意味不明なクレームを受けることが少ないからです。

製造業の営業職、経理、人事(経験者向き)

給与水準:16万〜26.7万(6000〜9000RM)

日本で経験した仕事の延長線上でやる仕事です。主に日系企業が対象で日本での経験がそのまま生かせるので経験者は就職しやすいです。

日系企業では、仕事文化が日本と似ていることが多く業務自体はやりやすいですが、本来の業務には関係しない便利屋的な働き方を求められるのは大変なポイント。

ポジションによっては、日本本社側の駐在員とマレーシアの仕事のやり方で働く現地スタッフとの板ばさみになり、なかなかしんどいです。

週末には日系企業らしく顧客との付き合いでゴルフや会食を求められることもあります。

30後半から40代・スキルなしだったら、おすすめはBtoBのコールセンター

おすすめはBtoB(企業相手のコールセンター)

なぜならストレス度が比較的低いからです。

具体的には、個人客は色んなタイプの人がいて電話に出たらいきなり怒鳴られる、不機嫌で当たり散らされるなんてことがあります。その点、対企業だと顧客もビジネスマナーをわきまえた対応をする方が多く、八つ当たりをされるような対応はありませんでした。

そうはいっても、BtoBの求人は経験者じゃないと採用されないのでは?と思われるかも知れません。経験者が有利なのは間違いないですが、現場のオペレーションを回す日本人が足りてないので僕が働いた企業では未経験者でも採用されていました。

せっかく海外で働くのだからストレスが少なくて、環境がいい会社で働きたいですよね。

電話越しとはいえ理不尽な怒られ方を何度もされるとへこむし、鬱になります。決してBtoCの会社は良くないというわけではありません。
しっかりした会社であれば社員に過度なストレスがかからないように環境を用意しているのが普通です。

マレーシア就職に失敗したら

無事マレーシアに到着し勤務開始したあとに「やっぱり想像した仕事内容違った」「娯楽が少なくて退屈」とかで帰国したい、または別の会社に転職したいと思うことはあるでしょう。

マレーシア就職し、事前準備を完璧にして勤務開始したとしても、未来がどうなるかは誰にも分かりません。最低でもリカバリーする期間をしのぐだけのお金の準備しておくほうが安全です。

帰国費用や無職期間の生活費がないとやめたくても辞めれない状況になり、精神的に余裕がなくなります。最低でも3ヶ月の生活費(30万円)と帰国費用は確保しておきましょう。

対策としては

  • リカバリーするための時間とお金を用意
  • マレーシア国内で転職する
  • 帰国か他国へ転職

マレーシアでは半年〜1年働けば同業多種に転職できます。働いてみて環境が合わない、思っていた仕事と違ったといことはよくあることです。転職するのが当たり前な環境では人材の流動性が高いので、簡単にほかの会社に転職できます。

マレーシア就職にかかるコストはゼロ

お金がないから海外就職は出来ないと考えていたら、もったいないですよ。エージェントに払う費用はないし企業によってはマレーシアまでの航空チケット、1週間のホテル代を負担してくれます。もちろんビザ手続き費用は会社が面倒を見てくれるので、自己負担はゼロです。

最初の給料が入るまでの生活費(2ヶ月)と賃貸にかかる費用があればお金の心配なく、マレーシアで働けます。

マレーシアの賃貸でかかる費用は下記の記事で解説しています。

マレーシア就職して仕事と生活に慣れたけど、この先どうするか悩んでいる方はキャリアパスの解説をしています。